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2019年20号 くらしの情報

くらしの情報                  宮代 佐吉

有機農業 環境への影響について

 私は常々有機野菜は美味しいと思っています。では、その栽培方法が環境に与える影響はどうなのか、調べて見ました。
有機農業は環境に良いのかという疑問は、難しい質問になります。土壌流出や大気汚染といった観点では従来型の農業との違いは大きく認められませんが、生物多様性という観点からは、農薬を使用しないため明らかに有機農業に利があるようです。
有機農業はまた、面積当たりや収穫量当たりのエネルギー消費量も少ないようです。労働・機械・電気・肥料・農薬・雑草の管理といった面から有機農業の果樹園ではエネルギー効率が7%高いという報告もあります。反対にメタンガスによる汚染は有機農業の方が影響は大きいようです。
 有機農業や慣行農業を行なっていく上で環境への負荷が一番大きい問題は、窒素やリンなどの流出です。窒素やリンが河川に流出すると、藻の発生をまねき、水生生物を窒息死させてしまいます。
 理論的には、有機農業は大気汚染が少ないと考えられます。生産や輸送において窒素肥料を散布したり化石燃料を燃やす慣行農業と比べて、有機農業の方が窒素酸化物や二酸化炭素の排出量は少ないことが期待されます。炭素源として作物残渣を耕地に梳きこむことによって、大気中への炭素の拡散を抑制できると考えられます。施肥量が少なければ、酸性雨の原因となる窒素酸化物生成の低減も期待されます。とはいえ、有機農業と慣行農業をこれらの点で比較した研究はなく、比較検討できるようなデータはありません。
 有機農業の基本理念は、長期間における持続可能性にあります。有機農業では窒素源や有機物を土壌に戻してリサイクルすることにより、これを実現します。多くの研究者が有機農業は土壌に良いという考えを支持しており、イリノイ大学のデイヴィッド博士は、「私はかつて有機農業に懐疑的であったが、有機物に関する証拠がそれを変えた」とまで語っています。      
参考資料 株)アドバンテック・サンスイ 有機農業について 等